「またBL作品か…」「思ってた手越祐也と違う」 ドラマ『ぼくたちん家』を「ただのBLドラマ」と敬遠する人は"損をしている"理由

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ぼくたちん家
ドラマ『ぼくたちん家』が、賞総ナメの“名作”になりうる理由(画像:日本テレビ『ぼくたちん家』公式サイトより)

10月から放送開始されたドラマ『ぼくたちん家』(日本テレビ系)。

第1話の視聴率は5.1%で、今クールのドラマの初回世帯視聴率ではTOP10圏外だ。その後も視聴率は5%前後を推移し、TVerやNetflixのランキングで時折ランクインしてはいるものの、大ヒット作とも言いがたい雰囲気が続いている。

手越祐也の7年ぶりの俳優復帰作、といった事前の話題性からすると、若干寂しい印象だ。

多くの人が作品を誤解している

筆者のヒアリングの結果、そもそも見ていない人からは「BL(ボーイズラブ)作品だから」、そして見たけれど途中で視聴をやめてしまった人からは「思ってた手越と違った」という“見ない理由”が返ってきた。

『ぼくたちん家』は、50歳の心優しきゲイの動物飼育員・波多野玄一(及川光博)が、クールなゲイの中学校教師・作田索(手越祐也)に恋をする。そこに作田の教え子の中学生・楠ほたる(白鳥玉季)が同じアパートに住む玄一に3000万円で父親のフリをしてもらえないかと願い出る――といった物語だ。

これは一見すると、BLとくくられがちな内容である。

もちろん、BLドラマには一定のニーズがある。一方で、本作に関しては「BLなのか」と思ってしまった層が、視聴前から離れていってしまっている印象だ。

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