大谷翔平ファンの熱狂だけじゃない、60年ぶり「天覧試合」となるWBCの"歴史的な意義"

✎ 1〜 ✎ 218 ✎ 219 ✎ 220 ✎ 221
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:時事)

「りくりゅう」ペアの帰国によって、冬季オリンピックの興奮はまだしばらく続くかと思っていた。だが、大谷翔平がチャーター便で羽田空港に降り立った途端、WBCブームがそれを覆い尽くしそうな勢いだ。

宮崎キャンプを打ち上げた侍ジャパンは、名古屋で大谷翔平や鈴木誠也、吉田正尚と合流し、強化試合に臨んだ。国内の期待感が高まるなか、これまでNetflixに放映権を押さえられ、やや及び腰だった地上波民放テレビも、「大谷」「WBC」の話題を繰り返し取り上げ始めた。

そして2月27日には、天皇陛下が3月8日の日本対オーストラリア戦を観戦されることが発表された。いわゆる「天覧試合」である。1966年11月6日の日米野球(全日本対ドジャース)以来60年ぶりで、その前となると、あの歴史的な1959年6月25日の巨人―阪神戦になる。

今回のWBCは、まさに歴史的なイベントになろうとしている。

今大会の意義や意味について、野球文化会長で名城大学教授の鈴村裕輔氏に話を聞いた。

WBCが「天覧試合」になった大きな意味

――「天覧試合」になったことで、日本国内はさらに盛り上がりそうです。

「WBCが『天覧試合』になったことには、2つの大きな意味があると思います。まず1つは、当然ながらWBCという大会に『お墨付き』が与えられたということです。

もう1つは、陛下は皇太子時代には高校総体(インターハイ)に臨席されていましたが、ご即位後はスポーツの現場に姿をお見せになることが難しかった。『コロナ禍』もありましたが、その滅多にない機会を『野球の天覧試合』という人々の注目が集まる場面に当ててきたところに、宮内庁による情報発信の『強化の一環』という意図が見えますね」

次ページ1959年の最初の天覧試合では長嶋茂雄が本塁打
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事