【医師が解説】男性だけじゃない女性も注意!脳や心臓にダメージ、寿命を縮める…「いびき」が招く深刻問題〈危険ないびきチェック〉で確認を

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眠ると筋肉の力が抜け、舌がのどの奥のほうに垂れ込み、空気の通り道が少しつぶれて狭くなります。そこへ息を吸い込む力が加わると、軟口蓋(なんこうがい:のどの天井)や小さな「のどちんこ」、舌のつけ根がブルブルと振動します。

これが「グーッ」といういびき音の正体です(※外部配信先ではイラストを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

いびきの仕組み(イラスト:K.Nakano/PIXTA)

いびきは飲酒によってひどくなります。

それは、飲酒により筋肉がさらに緩み、気道がより狭くなるため。また、お酒を飲むと鼻づまりが悪化して口呼吸になるので、のどに負担が集中するという理由もあります。

これからの季節は低温や乾燥で鼻がつまりやすくなりますし、お酒を飲む機会が増えますから、最も「ヤバい時期」といえるでしょう。

いびきをかかない寝方

いびきをかかないようにするためには、 横向きに寝ることが大事です。

ポイントは、うつ伏せ気味にして、舌のつけ根が奥に落ちない姿勢をとること。抱き枕を胸と膝で軽く抱えると、横向きをキープしやすくなります。寝ているうちに仰向けになることも多いので、背中側に小さめのクッションや丸めたタオルを入れて“ストッパー”にするといいでしょう。

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