高市首相はなぜ、あそこまで笑顔を見せるのか? 深謀遠慮、高市早苗流「話し方の秘密」に迫る

✎ 1〜 ✎ 102 ✎ 103 ✎ 104 ✎ 105
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その笑顔のすごみは、頻度だけではありません。その方法がまた高度です。

普通、「笑顔」というと、みなさん、口元が上がったものを想像するかもしれません。

しかし、「口元だけの笑顔は、じつは偽物。本当の笑顔は目元に出る」。これは19世紀のフランスの神経学者が数々の実験を経て導き出した結論です。

口角が上がるだけではなく、目元の「眼輪筋」が動き、目じりにしわができるほどの笑顔こそが本物だと言われています。

笑顔に込められたメッセージ

高市氏の「目じり笑顔」はまさに、この神経学者の名を冠した「ドュシエンヌ・スマイル」そのもの

そうした笑顔は見る人のセロトニンやドーパミン、エンドルフィンなどの「幸福ホルモン」の分泌を促すと言われています。ですから、あの笑顔に安心感を覚える人は少なくないということになります。

つい先日のNY市長選で劇的な勝利を収めたゾーラン・マンダニ氏も終始、目元に笑顔を浮かべ、民衆と対話する姿が大変印象的でした。

それほどに、彼女の笑顔には意図がある。

そういった意味で、アメリカのトランプ大統領との「ニコニコ」会談と中国の習近平主席との緊張感漂う「目じり笑顔」なし会談との差には何らかのメッセージが込められていたようにも見えました。

次ページ一方、日本の男性リーダーに多いのは…
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事