【航続距離は295kmを実現、日常の足として電気自動車を使う時代に】普通さが最大の魅力、ホンダの軽自動車EV「N-ONE e:」に期待が膨らむ理由

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また、N-ONE e:は、外部給電機能を搭載することもN-VAN e:と同じ。オプションの「ホンダ パワーサプライコネクター(Honda Power Supply Connector)」をフロントグリル右の普通充電用ポートに差し込むことで、AC100V/最大出力1500Wの外部給電が可能だ。ホットプレートや電気ケトルなど、各種家電の電源としてクルマが機能し、アウトドアのレジャー用途や災害時などの「走る蓄電池」として使うこともできる。

こうした機能は、近年、災害が多発する日本において、「まさかの時の備え」として注目されているもの。ガソリン車のN-ONEにはない機能だけに、ユーザーがこのモデルを選ぶ決め手のひとつになる可能性は十分にある。

先進運転支援システム「ADAS」

N-ONE e:のメーター
N-ONE e:のメーター(写真:三木 宏章)

先進運転支援システムでは、独自の「ホンダ センシング」を標準装備する。とくにN-ONE e:では、ホンダ軽自動車で初となる「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を搭載。車速が0~65km/h未満で作動するこのシステムは、渋滞路など低速走行時に車線を維持し、車体がふらつかないようにステアリングをアシストする機能だ(高速道路などで、65km/hを超えると車線維持支援システム「LKAS」が作動する)。適切な車間距離を保ちつつ前車を追従し、渋滞時に前車が停まると自車も停止する「渋滞追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)」とのセットで、渋滞時におけるドライバーの負担を軽減する。

また、利便性の高い装備としては、独自のコネクティッドサービス「ホンダ コネクト」も、軽EV向けに最適化を図っている。会員制サポートサービス「ホンダ トータル ケア(Honda Total Care)」のIDを取得することで、スマートフォンアプリから充電状況の確認や各種リモートでの操作を可能とする。

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