【航続距離は295kmを実現、日常の足として電気自動車を使う時代に】普通さが最大の魅力、ホンダの軽自動車EV「N-ONE e:」に期待が膨らむ理由

✎ 1〜 ✎ 135 ✎ 136 ✎ 137 ✎ 138
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、EV向けの新たな充電ネットワークサービス「ホンダチャージ(Honda Charge)」の提供も開始した。BEVなどの充電インフラを手がける企業プラゴとの協業となる新サービスだ。

主な特徴は、急速充電を可能とする「チャデモ(CHAdeMO)規格」に準拠したものとしては日本初となる「プラグアンドチャージシステム」を採用すること。BEVに充電プラグを差し込むと自動でユーザーを認証し、充電を開始。認証用カードやスマートフォンによるユーザー認証、充電開始のボタン操作などが不要で、ユーザーの手間や充電時間の短縮に貢献する。

また、専用のスマートフォンアプリ「ホンダチャージ」の提供も開始。アプリで充電器の検索から予約、充電状態の管理や決済まで可能。対応する充電器を事前に取り置きできる機能なども有する。

ホンダチャージの普及状況

N-ONE e:の走行シーン
N-ONE e:の走行シーン(写真:三木 宏章)

ホンダチャージに対応した充電器は、現時点(2025年10月22日時点)で、ホンダ車ディーラー「ホンダカーズ」の全国52店舗に設置。また、ホンダチャージのアプリ、もしくはプラゴのアプリのいずれかを利用することで、プラゴが設置する732基(2025年10月22日時点で急速充電器103基、普通充電器629基)の充電器も利用可能だという。

さらに、ホンダでは、今後、ホンダチャージ対応充電器について、ホンダカーズの設置拠点を増やすとともに、全国の商業施設などへも設置数を拡大。買い物や食事の合間に効率的に充電ができるような環境作りも行う予定だ。

なお、このサービスは、ホンダだけでなく、他メーカーのBEVでも利用可能だ。また、入会金や基本料金が無料なのもうれしい。さらに、プラグアンドチャージシステムの対応車種は、現在、N-ONE e:のみだが、ホンダでは今後、当機能を使える車種の拡大も目指すという。

次ページ充電インフラが普及のカギに
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事