個人プレーで結果を残せば認められるのは、せいぜい入社5年目まで。個人で結果を出した次に求められるのは、チームで最高の力を発揮し、結果をつかみとること。
本連載では、新刊『27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10』を刊行したグロービス経営大学院の講師陣が、どんな組織にも通用する、どんな難問にも困難にも立ち向かえる、強いリーダーになる武器を授ける。
優秀なプレイヤーから、リーダーになった同期
毎年のように営業成績のトップで表彰され、めでたく営業チームのリーダーになった同期。少し嫉妬を感じながら久しぶりに飲み行ったら、出てきたのはこんな話。
「メンバーがうまく動いてくれず困っている」
「営業の数字の見方には自信があるが、会計と言われると……」
「メンバーが体調不良を訴えるケースが急に増えてしまって」
「入社したての頃は、いろいろなセミナーなどに行って勉強していたけど、最近はそんな余裕もまったくなくて」
「うちのチーム、営業成績がとうとう全国の真ん中ぐらいまで落ちてしまった」
皆さんの周りにも、スーパー担当者がチームリーダーに抜擢され、しばらく後にかつての輝きを失ってしまったという事例があるのではないでしょうか。明日は我が身です。
優秀なプレイヤーだったからこそ、真のリーダーになるために、越えなければならない壁があるのです。
その壁を3つに分けて見ていきましょう。
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