トヨタの人は、なぜ「段取り」がいいのか? 多くの人が見落とす「基本中の基本」
当社にはトヨタの現場経験40年のリーダー約60名が所属し、国内外の現場カイゼンをお手伝いしています。お客様の業種も、機械系から食品・化学系の製造業、あるいは、病院・銀行・自治体などの非製造業まで多岐にわたります。そのトレーナーたちが現場を初めて訪問した際に、ムダを発見するために使うのが「7つのムダ」。本日はそのひとつ、「加工のムダ」についてご紹介します。
これから毎回、冒頭にセルフチェックリストをあげます。まずはそちらでご自身を振り返ったうえで本文を読んで頂けると、より実際の業務や生活のイメージが湧くのでここから始めてください。
☑部署や会社内での自分の役割が、よくわからない
☑親たるもの、わが子の誕生日には、親として最大限のことをやってあげるべきだ
☑資料はとにかくキレイに作成したい
☑納期ギリギリまでかけて、仕事の完成度をあげたい性格だ
花見は究極の段取り
さて、今の季節は秋ですが、皆さんが花見の幹事を引き受けたとします。皆さんであれば、花見を成功させるために、どんな段取りを組みますか。
開催日時を決定し、参加者を募り、開催場所を確保する。恐らく、ここまでは多くの方がスムーズに思いつくことでしょう。当日の場所取りやお酒・食事の手配やその役割分担まで、考えが及ぶ方もいるかもしれません。しかし当日、突然の雨や駐車場の混雑が発生する可能性もあります。雨天の際の飲食店の手配や、臨時駐車場の確認も必要かもしれません。このような想定外の状況も予想して、さまざまな前準備をしておくことが必要です。さて、ここまでやっていれば、十分でしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら