「指示しなくても動く部下」は、こう育てる リーダーが知っておきたい4つのポイント

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
どんな組織にも通用する、どんな難問にも立ち向かえるリーダー力を装備せよ!(写真 :xiangtao / PIXTA)
個人プレーで結果を残せば認められるのは、せいぜい入社5年目まで。個人で結果を出した次に求められるのは、チームで最高の力を発揮し、結果をつかみとること。本連載では、新刊『27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10』を刊行したグロービス経営大学院の講師陣が、どんな組織にも通用する、どんな難問にも困難にも立ち向かえる、強いリーダーになる武器を授ける。

部下が育たない……そんな時どうすればいいのか

結果を出せるリーダーになるための10の武器を紹介(本書の刊行を記念して、セミナーを開催します。詳しくはこちら

今まで頑張って結果を残してきたことが評価され、念願かなってチームリーダーに抜擢。リーダーとしてメンバーを引っ張ろうと熱心に指導するが、なかなか下が育たない。

忙しく、結果へのプレッシャーも強いので、結局自分が多くの仕事をやってしまい、自分がボトルネックになってチームの仕事が回らない。そのうちチームメンバーからは、「リーダーが何を忙しくしているのかわからない」「自分たちのことを見てくれていない」と不満があがり、関係もぎくしゃく……。

チームのリーダーや後輩の指導にあたっている人であれば、いくつか心当たりがあるのではないでしょうか。

チームを任されるということは、個人として成果をあげるだけではなく、チームとしての共通の目的・目標を設定し、メンバー全員が力を合わせて目標を達成していく集団をつくらなくてはなりません。しかし、メンバーを適切に育てられないという壁に、多くの方がぶつかります。

まず前提として、環境変化が激しく、これまでの成功パターンが通じないようになってきた今日、「育てる」とは、やり方を教え、自分の指示通りに動ける人材をつくることではありません。「自律的に考え、行動できるメンバーを育てる」ことが大切です。

次ページ部下を育てる際に気をつけたいポイントとは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事