春先には結婚を発表するが、その直後に信頼していた水原一平通訳がスポーツ賭博に大谷の年俸の一部を使っていたことが発覚。シーズン前に大きなスキャンダルとなった。
新たなリーグ、新たなチームでの挑戦、しかも新婚で、スキャンダルも絡むという過酷な状況だったが、大谷はリーグをまたいで2年連続ホームラン王、打点王、さらにはMLB史上初の50-50(50本塁打50盗塁)を記録、全く守備に就かないDH専従ながらrWAR9.2、fWAR9.0と文句なしの1位となり、1位票満票でリーグをまたいだMVPに輝いた。
そして2025年春、東京で行われた「東京MLBシリーズ」、ドジャースとシカゴ・カブスのオープニングシリーズは、大谷翔平に加えドジャースには山本由伸、佐々木朗希、カブスにも今永昇太、鈴木誠也と日本人選手が勢ぞろいした。入場券はプラチナチケット化し芸能人が次々とSNSでチケットを入手したことをひけらかした。このオープニングシリーズでも大谷は本塁打を打っている。
「野球界の大ブーム」の中心にいる大谷翔平
ドジャース2年目のシーズンが始まり、曲折はあったものの昨年に続き大谷は本塁打を量産、しかも6月からは投手に復帰。昨年から始まっていた旅行会社各社の「ロサンゼルス、ドジャース観戦ツアー」は、連日「ひと目大谷翔平を」というファンをドジャースタジアムに送り込んだ。
テレビのニュース番組で大谷翔平の動静を報じない日はなく、スポーツニュースが「大谷一色」になる日さえあった。
そして2026年には第6回のWBCが行われる。東京ラウンドの試合は、従来TBSとテレビ朝日が担当してきたが、今回は主催者のWBCIが、日本側との交渉の前に、ネットメディア大手のネットフリックスと契約。契約金額は150億円と言われ、TBS、テレビ朝日合わせて30億円をはるかに上回った。
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