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松下幸之助、稲盛和夫、藤田田、孫正義… 名経営者たちの金言に学ぶ「増長する若手社員」を上手に遇する社内処世術

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「現在と同じ売り手市場だったバブル経済期(1986〜1991年頃)の上司と部下の関係はどうだったのでしょうか」

以下がその答えである。

バブル経済期も企業は大量採用を行い、若手は引く手あまただった。だが、当時の若手は会社への忠誠心が強く、終身雇用という前提のもとで組織に順応しようとしていた。飲み会や接待にも積極的に参加していた。上司とはケンカはしても、お互い「悪かったな」の一言で仲直りできるような親子、兄弟のような関係だった。

売り手市場であっても、若手は育てられる側であるという自覚を持っていたため、上司を師匠、兄弟子感覚で見ていた(もちろん、そうではなかったという人もいるだろうが、これは象徴的ケースである)。

若手社員もいつまでも「そのまま」ではいられない

現在の状況とは大きく異なる。アメリカではAIの台頭により、IT業界を中心に新卒者の採用が急減している。企業は育成コストの増加を嫌い、即戦力のみを求めるようになった。

AIで済ませられる仕事はAIで済ますという合理的な判断が定着しつつある。資料作成、議事録の整理、プログラミングや定型業務など、若手が最初に任される業務は次々とAIにより自動化されている。高いスキルを持つ人材でさえ、行き場を失っている。

この流れは日本にも波及するだろう。AIによる業務の再定義はすでに始まっている。若手の「売り手市場」は永続しない。だからこそ問いたい。

若手社員はいつまで「そのような態度」でいられるのだろうか。「そのような」は人によって異なる。

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