ヒヨコ社員、完璧主義、返事だけいい社員…今どきの若手ビジネスパーソン“3タイプ”の攻略法

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部下に進捗を確認する上司のイラスト
(イラスト:髙栁浩太郎)
40~50代のビジネスパーソンにとって、部下との「会話力」は組織内で生き残るための必須条件。『週刊東洋経済』5月31日号の第1特集は「最強上司の会話力」だ。
週刊東洋経済 2025年5/31号(今日から使える最強上司の会話力)[雑誌]
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チームで仕事を進めていくうえで欠かせない「報告・連絡・相談」のホウ・レン・ソウ。40〜50代なら、「ホウ・レン・ソウは仕事の基本だ」と教えられ、面倒だと思いながらも、言われたとおりにやってきた。

しかし今の若手の多くはホウ・レン・ソウを嫌がる。必要性のわからないことに時間を取られている、という意識が強いのだ。口に出して、「なぜ必要なのか」と聞いてくる若手もいる。これに明確に答えられないと、ダメ上司の烙印を押されてしまう。

「ホウ・レン・ソウをしておけば、何かあったときに証拠が残る。会社や上司でなく、あなたを守るための手段だ」

今風に言えば、これがホウ・レン・ソウが必要な理由である。若手は「自分軸」で物事を考える。自分にメリットがあると知れば、腹落ちするはずだ。

若手のタイプ別対策

ただ、それでもホウ・レン・ソウをしてこない若手もいる。これは本人の性格に理由がある。そこで、若手のタイプ別対策について説明していきたい。

タイプ1は「ヒヨコ社員」だ。ビジネススキルの基本が身に付いておらず、やり方がわかっていない。「失敗するのでは……」と怖くて、物事を進められないのだ。

このタイプは上司が一から丁寧に教えていく必要がある。「20%ぐらいできたら見せてね」と伝えておき、その都度、少しでもできていたら褒めて、間違っている部分は方向修正していく。

ヒヨコでも、ばかにはできない。まったく違う価値観を持っていて、ある分野では不死鳥のように無敵で、基本を身に付ければ大いに成長するかもしれない。

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