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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「宿題しない」「ゲームばかり」…子育ての悩みを根本から解決する"3階層モデル"とは?"声かけテクニック"には限界がある納得の理由

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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価値観が変わると、心が軽くなり、目の前の出来事に一喜一憂しすぎなくなるのです。それは子どもにとっても、とても安心できる環境になります。親が落ち着いていると、子どもも自然と落ち着くものです。

この階層の変化は、一朝一夕では起きません。時には数年かけてゆっくりと内面を見つめる作業が必要になります。しかし、ここにたどり着くことができれば、子育てだけでなく、人生そのものが深く豊かなものに変わっていきます。

階層を見誤らないことが大切

多くの親御さんが悩みの解決を「第1階層のソフトのインストール」だけでなんとかしようとします。ネットで調べて、「こう言えばいいらしい」「このアイテムが良さそう」と試してみる。そして、声かけだけで解決しようとし、いつまでもどのような声かけをしたらいいかを探し求めます。しかし、声かけで変わることはごく稀なのです。

それでうまくいかないと、「自分には子育ての才能がないんだ」「私はダメな親だ」と落ち込んでしまったり、「この子はダメな子」と子どもの問題にするケースもあります。そのような相談を、私はこの5年間だけでも1万5千件以上受けてきました。

でも、それは親の才能の問題でもなければ、子どもの問題でもありません。階層を見誤ってしまっているだけなのです。

OSが古いままで新しいアプリ(スキル)をインストールしても、うまく動かないのは当然です。そして、そもそものOSそのものが「ねばならない」でカチカチに固まっていたら、どんなアップデートも受け付けなくなってしまいます。

まずは今の自分がどの階層で困っているのかを見極めることから始めましょう。表面的なスキルが足りないのか、心の捉え方を変える必要があるのか、それとも根本的な価値観を見直す時期なのか。一見、遠回りに見えるこの道こそが、実は自分の子どもに適した対応を見つける近道だと考えています。

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