《サッカー観戦》初心者が知っておきたい「5つのポイント」。これだけで楽しさがケタ違いになる!
オフ・ザ・ボール(ボールを持っていない)のときの選手たちの動きに目が行くようになれば、かなり多くの情報をキャッチできるようになります。
サッカーのフィールドや選手に関する知識
サッカーでは、例えば「戦術ワードが難しい」とか、「なぜこのタイミングで片方のチームがシステムを変更したのか」といった深い部分は、確かに難しいかもしれません。でも一方で、「オフサイドとは?」とか、「ビルドアップって何?」「4―4―2ってどういう並び?」「フォワードの本来の役割って?」といった、基本的なことなのに意外と人に説明しづらいことって、実はたくさんあると思います。
しかも私たちの多くは、サッカー観戦を趣味としている中で、これらを誰かから体系的に教わったわけではありません。おそらく、試合を観たり、記事や本を読んだり、YouTubeなどで動画を観たりする中で、断片的な情報を少しずつ頭の中で整理し、自分なりの知識として積み重ねてきたのではないでしょうか。
私たちが試合を観戦するとき、まず目に飛び込んでくるのは、試合が行われるフィールドそのものです。
例えば、北中米ワールドカップを目指すアジア最終予選では、中国代表が日本代表との対戦時に、サイドラインを通常より内側に引き、コートの大きさを小さくしたという事例もありました。こうした行動はなぜ取られたのか、「そんなことしていいの?」と驚きや疑問を持てるかどうかも、実は知識があるからこそ感じられることなのです。
このように、まずはサッカーのフィールドや各エリアについての知識が必要です。
次に必要なのが、「選手」に関する知識です。
どんなバックグラウンドを持つ選手なのか、どんなプレースタイルで、どのポジションに配置されているのか。このあたりの理解が深まると、試合の見え方もぐっと変わってきます。少し極端な例ですが、得点能力に長けた選手に対して、自陣のゴール前で守備ばかりをさせてしまったら、その選手の魅力を活かし切れないことになります。また、背の低い中盤の選手に、相手の屈強なディフェンダーと空中戦で競り合えと求めても、適任とは言えないでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら