
月に100軒以上もの家の片付けを請け負っているイーブイのスタッフたち(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
東洋経済オンラインで連載されているワダユウキ氏の漫画『「ゴミ屋敷」〜孤独な部屋の住人たち〜』。シングルマザーのゴミ屋敷やゴミの中で遂げた孤独死など、目を背けたくなるようなテーマを扱っているが、これらは実話だ。
作中では主人公の青野(21歳)がゴミ屋敷清掃を通して成長する姿が描かれている。実際のゴミ屋敷清掃の現場では、どのような人たちがどのような想いを抱いて働いているのか。同社の代表である二見文直氏に聞いた。
漫画はこちらから無料でお読みいただけます。
「ゴミの仕事」と見下されても悔しくない
――日本には「3K労働(労働環境がきつい、汚い、危険な仕事)」という言葉があります。そして、ゴミ屋敷清掃の仕事はその1つとも言われているようです。そういった声を二見さんはどう感じていますか。
「ゴミの仕事してるんですよね」とちょっと見下すような雰囲気で言われることも、これまでにたしかにありました。ただ、僕は悔しいとは思わないですね。だって、その人にも僕らの仕事を必要とするときがそのうち来るはずですから。ゴミ屋敷清掃はもちろん、生前整理や遺品整理も僕らの仕事なんです。

母亡き後の遺品整理を依頼された案件。1200袋もの大量ゴミを整理した(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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