【あなたは夏までにいくら貯蓄できた?】 お金を食いつぶす《5つの心理》にご用心! 浪費家に共通する「○○すぎる」マインドとは

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「でもお金ならあるじゃないか。NISAとiDeCoには資産が積み上がっているから問題ない」と言われるかもしれないが、そこが落とし穴。それは、“あるけど使えないお金”と化している。

そもそもiDeCoは原則60歳まで引き出せない。NISAの運用資金は売却可能だが、まじめな人ほど「長期で運用してこそ大きく育つのだから、ちょくちょく引き出しては意味がないと」と我慢する。このお金は、将来の不安を解消してくれる拠り所なのだから、使うなんてもってのほかではないか。

老後が不安すぎるために、現在の生活費を十分に使えなかったり、いざというときの貯蓄ができなかったりするのは問題だ。将来のための積み立てが多すぎないか、早めにバランスを見直したい。

②アンテナが高すぎる

情報アンテナが高い人ほど、それをスルーはできない。SNSや口コミでお得情報を収集しては実行して成果を得ている。

来週からスマホ決済のポイント還元キャンペーンが始まると知れば、その時期にせっせと買い物をする。ECサイトの大型セールが始まったら、ちょくちょくサイトをのぞいて掘り出し物を探す。アンテナを張りめぐらして手にした情報を、使わないなんてありえないからだ。

人間とは、他人が得したと聞くと妬ましくなるもの。「今回のセールで、前から狙っていたものを安く買えた!」という投稿を見れば、自分だって「こんなにポイントがゲットできた」と胸を張りたくなる。それゆえお得情報を知りながら、無視するのはなかなか難しい。

もちろん必要なモノをお得に買えれば最高だが、厄介なのは「手段」と「目的」が入れ替わってしまうパターン。キャンペーンやセールは安く買う「手段」のはずなのに、それ自体が「目的」になり、それほど必要でないモノをなんとなく買う……では、大事なお金が減っていくばかりだ。

アンテナが高すぎる人へのアドバイスは難しいが、せめて「なんでこれを買ったんだっけ」と思うものが部屋にいくつも見つかるようなら、自分の消費行動を疑ってみよう。世の中には知らないほうが幸せなこともたくさんある。

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