《ふるさと納税》は10月から制度変更!"ポイント禁止"を前に盛り上がる「駆け込み寄付祭り」の裏側を解説。各ポータルサイトの思惑は?

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ふるさと納税
2025年10月の制度変更を前に、「ふるさと納税」の“駆け込み寄付祭り”とも言える状況が発生している(写真:Rhetorica / PIXTA)

2025年“最大の祭り”が終わろうとしている。「ふるさと納税」という祭りだ。

10月には大きな制度変更が予定されており、ふるさと納税ポータルサイトは最後の花火を次々打ち上げているところだ。周知のとおり、10月以降は納税サイトにおけるポイント付与が禁止になる。9月末までの駆け込み寄付を見込んで、還元率増量キャンペーンが繰り広げられているというわけだ。

最大100%、いや1000%還元と大型花火を打ち上げるサイトも続々だ。ただし、最大とついているだけあって条件がある。まず100%還元とした「ふるなび」の場合、付与されるのは「ふるなびコイン」(amazonギフトカード、PayPay・dポイント・楽天ポイントへ交換可能)。

寄付額および条件に応じてもらえるコインが最大20%、さらに抽選で最大80%、その合計で100%だ。しかし、決済手段やキャンペーン対象の寄付先が決まっているなど、結構ハードルがある。

最大100%還元!だが、ハードルは高い

「Yahoo!ふるさと納税」ではPayPayポイントが付与されるが、最大100%還元へのハードルは高い。Yahoo!ショッピングのさとふる、ふるなび、ふるさとチョイス、Yahoo!ふるさと納税で寄付をしたことがない人が抽選で当たった場合で、しかもLYPプレミアム会員の場合だ。

なお、「さとふる」では、さとふる会員がアプリで寄付すると、外れなしの抽選で1~1000%のポイントが当たるという。

「au PAY ふるさと納税」は、まず寄付金額合計に対して5%、au PAY カードまたはau PAY 残高払いで3%(Pontaパス会員の場合は最大2%をプラス)。これに抽選で最大73%の還元が加わり、合計83%のPontaポイントが付与される。さらに「三太郎の日」など他のキャンペーンと併用することで、こちらも最大100%になる。

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