「お金の話は、もうウンザリ」をさっぱり消す方法 「資産形成に踏み出せない人」の8要因:後編
「私たちはもう、『お金について考えよう』にウンザリしている」
帯にそんな惹句が書かれた異色の投資本『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』が刊行された。
筆者の桶井道氏は、「その気持ちは、間違いなく正しい」と断言する。前編に続き、その理由と対処法について解説してもらう。
お金の話にウンザリするあなたへ
国が「貯蓄から投資へ」と資産運用を促し、数年前に騒がれた「老後2000万円問題」が今でもメディアで流れてきます。
ネットでは、
「インフレなのでもう2000万円では足りない。3000万円だ!」
「人生100年時代のお金の問題は自分で解決する必要がある」
「まだ投資してないなんて情弱なんじゃない」
などと煽られます。
こんな話を年がら年中聞かされると、耳にタコ……誰でもウンザリして当然です。ウンザリしないほうがおかしいとすら思います。
とはいえ、実はそれだけではないはずです。
それが間違った情報であったり、自分とはまったく関係ない情報であれば、無関心であるはずです。つまり、自分にきっと関係あるんだろうなと心のどこかで思っているから、心が動揺している。それが「ウンザリ」だと言えます。
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