年初めに2024年の目標を立てた人もいるだろう。今年こそ家計簿をつけるぞ、積み立てをスタートするぞと意気込んだ人も多いのではないだろうか。
「今年は100万円貯める!」と壮大な目標を掲げるのももちろん自由だ。しかし、長年「貯まらない人の家計」を見てきた経験からいうと、”お金が逃げていく人の考え方”には共通点がある。次の5つに当てはまるものはないか、振り返ってみることから始めてはいかがだろう。
その1「すぐに答えを欲しがる」
誰でも魔法の杖が欲しいもの。さっと一振りすれば、お金がざくざく降ってくるようなおまじない付きならなおのこと。それと同じく、「これをすればすぐに貯まる」という答えを聞きたがる人は多い。しかし、それこそが貯まらない人をあぶりだす考え方だ。なぜなら、お金ほど人それぞれで違うものはないからだ。収入、支出、年齢、家族構成、ついでに勤務先の制度。原則としてお金は収入以上の額を貯めることはできないし、支出の額も皆違う。条件がすべて違うのに、答えだけが同じはずはない。
しかし、貯まらない人ほど手を抜きたがる。あなたの手取り収入はいくらで、支出はいくらかという質問に答えるのも面倒くさがる。実際、きちんと数字を把握していないことも少なくない。なのに、「貯蓄の目安は収入の10%。その金額を先取り貯蓄で貯めましょう」と言われると、そうかとすぐに飛びついてしまう。
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