AIは日々の「節約生活」をどこまで助けてくれるか 家ごとに異なる「節約ポイント」は攻略できる?

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AI
今後「AI」は我々の家庭に、そして家計の中心に滑り込んでくるだろう(写真:B612/PIXTA)

毎日のように耳にする「AI」だが、その活躍の場はビジネス領域が中心だ。しかし、今後は我々の家庭に、そして家計の中心に滑り込んでこようとするだろう。

AIが有能なメイドや執事のように、「万事すませておきました、ご主人様」とクールに知らせ、人間は「よきに計らえ」と応じるだけ。そんな日がやってくるかもしれない。いや、すでに一部はそうなっている。

エアコンの節約も今後はAIが担当?

10月に開催されたテクノロジー展示会CEATEC(シーテック)にて、AIが搭載された家電を見る機会があった。今や家電がネットにつながるのは当たり前で、例えばエアコンならその日の天気情報を取得し、現時点の天気だけでなく、先の気象変化まで織り込んで室温を自動制御するという。家電AIが、設置された家庭の生活サイクルを学び、家族の起床時間に合わせてゆっくり運転を開始したり、通勤等で家を出る時間が近づくと運転を緩めていきながら節電もする。人間が電源のオンオフをすると、急速運転になって電気を多く消費してしまうが、AIが先読みして制御することで省エネになるわけだ。

これからエアコンの暖房がフル稼働する季節に向かうが、AIが家族構成や生活スタイルを学べば学ぶほど、細かく指示しなくても最適な温度調節と省エネ運転を勝手にやってくれる。人間は、もはやリモコンにすら触る必要がなくなるかもしれない。

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