「いつの間にか他人と仲良くなっている人」が見ている世界が意外すぎた 無視されても心が折れない強さの秘密
企業全体にそういう意識がありますと、人材の定着率も上がるはずです。(141ページより)
「むずかしそうな人」と関係をつくってみる
どこにでも、反応が薄くて愛想のよくない人がいる。人の個性も多種多様なので、ある意味でそれは当たり前のことでもあるだろう。
とはいっても、それが上司や、仕事上どうしても接点を持たざるを得ないような立場の人だった場合は、やはり神経を使ってしまうものだ。
相手から期待していたような反応がなかった場合、人はつい「私のことが嫌いなのだろうか」「怒っているのだろうか」などと感じてしまいがちだ。
しかし、必ずしも“反応が薄いから悪い人”だとは限らない。ただ感情表現が苦手なだけだったり、自分が相手に不安を与えていることに気づいていないというケースもあるからだ。しかもそういうタイプの人も、時間をかけてなじんでしまえば反応してくれるようになってくることがあり得る。そもそも多くの場合、悪意があるわけではないのだから。
はじめは、あいさつだけしっかりしておいて、あまり雑談などは持ち掛けないほうがいいでしょう。用事があるときだけ話しかけるようにしてください。(159ページより)
いいかえれば、気を遣いすぎる必要はないということなのだろう。相手がなにかいったら、「わかりました」と反応よく接すればいいだけのこと。相手から得た情報が役に立ったりした場合は、「おかげでうまくいきました」といように、思いを素直に伝える。
なじむまでに時間がかかったとしても、ゆっくりつき合うつもりで、そういった純粋な反応を返すようにしていればいいのだ。そうすれば、やがて相手も話しかけてくるようになるかもしれないのだから。
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