「いつの間にか他人と仲良くなっている人」が見ている世界が意外すぎた 無視されても心が折れない強さの秘密
具体例を見てみよう。
② 自分ではしっかり対応しているつもりだが、経験不足でその態度がそっけないものになっている。
③ 生い立ちや生活する環境の中で、もはや知らない人とはコミュニケーションしないものという考えに支配されている。
(141〜142ページより)
期待どおりの返事がもらえなかったりする理由は、これらのどれかだということが「いつ仲の人」にはわかっているのだ。
多くの人が「人とつながりたい」と思っていることや、拒絶を恐れる弱さを持っていることを理解しているからこそ、他人とのコミュニケーションを過度に恐れないというわけである。
たしかに、無視されたり無愛想にされたとしても、相手の事情を理解できていればショックを受けることもない。それが、「いつ仲の人」の強さなのだ。
著者いわく、対人関係がうまくいかないのは、「他人は自分を受け入れてはくれない」という思い込みと恐れがあるから。そのため他人に働きかける際にも腰が引けてしまい、態度もぎこちなくなってしまうわけだ。
したがって、こちらが心がけるべき最初の“小さな努力”は、「人とつながる気持ちは持っています」というサインを見逃さないこと。それだけで、いろいろな人との接点が増えていくわけである。
「新しく入ってきた人」に声をかけてみる
職場や習い事の教室、趣味の場、他にも自分が属しているなんらかの組織にもあてはまることではあるだろう。いずれにしても、そういった場に新しい人が入ってきたら、積極的に声をかけることを目指すべき。「いつ仲の人」は、それが習慣になっているのだそうだ。
そして、そういう人がいるかいないかは、組織の心地よさにも影響を与えることになる。また、そういったことを自然にできる人が多い職場は、人材が安定しやすくなるに違いない。
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