上司2人が険悪!部下はどう振る舞うべきか 部長と課長が犬猿の仲

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若手ビジネスパーソンが抱える悩みとは?
キャリアの構築過程においては体力的にもメンタル的にもタフな場面が多く、悩みや不安をひとりで抱えてしまう人も多いようです。そんな若手ビジネスパーソンのお悩み相談を、人事歴20年、心理学にも明るい曽和利光さんが、温かくも厳しく受け止めます!

「部長と課長の仲が悪く指示がバラバラで困ります」

<相談内容>
直属の部長と、その下にいる課長の仲がとても悪く、2人の言うことがバラバラなので困っています。
部長の指示通りに動くと課長に怒られ、課長の言うとおりにすると部長に怒鳴られます。現場は皆、どのように動いていいかわからず、困り果てています。でも、2人が歩み寄る気配はありません。
一人ひとりは、悪い人じゃないのですが……。こんな職場、辞めたほうがいいのでしょうか?(Web関連会社・営業職)

より大きな決裁権を持っているのは、課長ではなく部長です。部長から直接受けた指示であれば、それに沿って動くべき。もし課長に何か言われたら、「部長からはこういう指示を受けているのでこう動きます。もし課長が違うと思うならば、課長と部長とで話し合って下さい」と言う。これが基本です。

本記事はリクナビNEXTジャーナル(運営:リクルートキャリア)の提供記事です
 

とはいえ、辞めたいとまで悩んでいるからには、こう単純にはいかないケースなのでしょう。仕事ができて影響力も持っている課長の上に、権限の弱い部長がついているという例は、年功序列の色が強い大企業などでは少なからず見受けられます。

本来は、上役である部長が課長にガツンと言うべきなのに、力のある課長には何も言えず、課長を飛ばして部下に自分の意見をぶつけてしまう。そして、それを知っていながら、部長のことも部下のこともうまくコントロールできていない課長にも問題がありそうです。

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