Z世代女子が夢中になる「絵の具コスメ」 コスメは“混ぜて自分に似合うを作る”時代に!

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さまざまな診断手法の普及によって、多くの女性は、ある程度自分に合うコスメを絞ることができるようにはなった。だからこそ逆に、「本当に自分にピッタリ合うコスメはどれか?」という悩みが以前よりも増幅してしまったようなのだ。

左から稲本海咲(芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科ロボティクス・情報デザイン系4年) 、北村翔太郎(芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科生産・プロダクトデザイン系4年)

私(稲本)自身、自分の診断結果と同じ診断結果を持つインフルエンサーが紹介するコスメを過去に買ったことがあるが、結局、自分には似合わないと感じて使わなくなってしまったことが何度かあった。

こうした課題を解決する方法として、Z世代から大変注目を集め始めているのが「絵の具コスメ」である。「絵の具コスメ」とは、小学生の美術の時間に絵の具を混ぜ合わせて絵を描いたように、複数の色や質感のコスメを自分で自由に混ぜ合わせ、新たな色味や質感を作り出すことができコスメのことだ。

たとえば、パーソナルカラーがブルーベースの人には似合わないピンク色のチークでも、グレー色のチークを混ぜ合わせることによって、似合う色味のチークを作り出すことができる。

あるいは、イエローベースの人に似合わないピンク色のリップでも、オレンジ色のリップを混ぜ合わせることにより、自分にぴったり似合う色味のリップを作り出すことができるようになっている。

このように、「絵の具コスメ」は、世界に一つだけの自分だけのためのコスメを作り出すことができるのだ。

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