《Z世代》“意外な部位”につけるジュエリー「奇抜じゃなく、でも埋もれない」を目指した自己表現の最前線

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(提供:@nnnnnozomi)

こんにちは。Z世代の研究を行っているの原田曜平です。今、Z世代女子の間で体の本来つける位置とは違う部位にジュエリーをつけることが流行っているのをご存じでしょうか?

かつての若者は、友達と差別化するために、奇抜なファッションや髪型やメイクを取り入れたり、周りより早く最新のトレンドを雑誌などから仕入れ、自分に取り入れたりしていたと思います。

ところが今のZ世代は、これまでと姿・形が変わらないジュエリーをつけます。しかし、これまでと違う部位につけることによって目立とう、差別化しようする点に特徴があります。

このZ世代の不思議な実態を現役女子大生3人がレポートしてくれます。

Z世代はワンポイントで個性を演出

近年、ファッションジャンルは多種多様化しているものの、結局のところ、以下のように昔より細分化したカテゴリーで括られてしまうことが多い。

地雷系、下北系、量産系、スナ系(※1)、シティガール/ボーイ、テック系、港区系ファッション、韓スト女子(※2)、ワンホンファッション、シズニルック(※3)
(※1)SNIDEL系の略称、(※2)韓国ストリートの略称、(※3)韓国アイドルNCTファンに多く見られるファッション系統

 

写真左より、吉門莉々菜(法政大学社会学部メディア社会学科4年)、藤井涼花(桜美林大学教育探究科学群3年)、白幡円佳(立教大学文学部文学科4年)

そのため、完全にオリジナルのファッションを身にまとったつもりでも、周りから必ずどこかのカテゴリーに当てはめられてしまい、自己表現が大変しにくい状況にある。

そこで、多くのZ世代がファッション全体ではなく、アクセサリーやネイルやメガネ、サングラス、バッグなどのファッション小物やタトゥー(シールを含む)などワンポイントにおしゃれを取り入れることで個性を演出しようとしている。

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