服の色合わせの悩みを即解決、あると便利な「3色」 ファッションエディター大草直子氏の着回し術

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見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる
ベースとなる色を決めると、気分は安定し、クローゼットは整理され、手持ちのワードローブは円滑にまわり始めます(写真:mama_mia/PIXTA)
体型も体調も変化する中年期、新しい服を買って髪やメイクをアップデートすることも大事だけど、一番は自分と向き合って優しく触ること。
「おしゃれは時にゆっくりペースでいい」と話す気鋭のファッションエディター大草直子さんの『見て触って向き合って 自分らしく着る 生きる』より、大人のTIPSを紹介します。

グレーにもいろいろな「色」がある

グレーの中でも、スウェットのような杢グレーなのか、シルバーに近いアイシーグレーなのか。はたまた、アスファルトのようなコンクリートグレーなのか。グレーを1つとったって、「好き」を突き詰めていくことが、結果、「自分らしさ」を掘り起こすことになると思います。

江戸の町民に愛された、いわゆる「ねずみ色」は、100種類以上あったともいわれます。それに加え、フランスの伝統色なんかも加わると、その数は無限……。そこから1色を、といわれると、大海に沈んだ針1本を探すような気になってきます。

とはいっても、ボタニカルダイ(天然染め)を含む染料で作れるグレーは決まっているわけで、これ、という1色、2色がピックアップできれば、毎日のコーディネートもクローゼットもかなり整頓されるはず。

昨今、「イエベ」「ブルベ」と肌の色を分別し、さらに、パーソナルカラーなる系統立ても生まれましたが、私は、好きな色は、自分が心地良いと思える色で良いと思います。

肌色やパーソナルカラーから、グレーはご法度の場合だって、例えば色味を選ぶ、リップの色で調整する、胸元にパールの白い光を足す、といった着こなしで、引き寄せられるのです。

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