服の色合わせの悩みを即解決、あると便利な「3色」 ファッションエディター大草直子氏の着回し術

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私を例に見ていきましょう。

MYベーシックカラーは、季節によって変わるのですが、春の場合。

1 オートミールのように乾いたベージュ
2 軽めの黒
3 ドライなネイビー(色落ちしていないデニムも含む)

枚数をたくさん持っている、ということではなく、困ったときに帰る色。かつ、形もベーシックが良い。

グレー(黒も含む)、ベージュ、ネイビーの中から、自分にフィットする色を選択できるのが理想です。

トップスでもボトムスでも、色によってはアウターも。トップスだけに頼りがちですが、アイテムにもまんべんなくベーシックカラーを行き渡らせると良いでしょう。

こんな色があれば、例えば、今まで人生には存在していなかったけれど、どうしても着たいと心が動く、その年のトレンドカラーにも手を出せます。肌色やリップの色をコントロールする色なら、ボトムスにもってくれば良いわけだし。または、色は個性的ではないけれど、デザインが強くてひるんでしまうアイテムだって攻略できるのです。

例えば、DRIES VAN NOTENのジャカード素材のパンツ。どんな色がきたって、乾いたベージュのニットなら、自分らしさも担保しながら、新しいおしゃれを楽しめます。朝の余裕が生まれるのは、言わずもがな。

この3色、ものすごく良い仕事をするので、早めに決めるのをオススメします。

ただし、着る自分も変化するので、年に一度は見直しましょう。

自然界で近くに存在する色は、相性が良い

「自然の景色」の中で近くに存在する色同士は、とても相性が良い。それをコーディネートに反映すると、きれいで心地良いカラーパレットが完成します。

例えば、春の桜、夏の海岸、秋の紅葉、冬の雪山なんていう風景を思い浮かべてみてください。1つひとつ、具体的なスタイリングに落とし込んでみますので、想像力を駆使して、イメージしましょう。

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