「この人と働きたい」と思われる人・思われない人の決定的な違い――周囲を惹きつける”知的好奇心”の持ち方
世代を超えて、多くの人が好奇心旺盛な人を求めています。興味の幅が広い人、興味を持って話を聴いてくれる人、物知りで学びの多い人、多様な視点を持っており一緒に居るだけで学びの多い人、そんな人たちと働きたいのです。
ちょっと古い話になりますが、2020年、トヨタ自動車は静岡県裾野市に「ウーブン・シティ(Woven City)」と呼ばれる実験都市を開発するプロジェクト「コネクティッド・シティ」を発表しました。
この発表を聴いたときに、なぜトヨタが都市づくりをするのか考えましたか? ここで何が行われるのか、ここから何が生まれるか、ワクワクしましたか? あるいは、疑問に思いましたか?
毎日、好奇心を持って過ごす
今日現在の企業の時価総額、世界のトップ10、いくつ言えるでしょうか? では、日本企業の時価総額トップ10はいかがでしょうか? トヨタ自動車の時価総額は世界何位くらいだと思いますか? では、売上規模ではどうでしょうか? 世界で一番売上規模の大きな会社はどこでしょうか?
自分の仕事に直接関係ないかもしれませんが、そんなことに興味を持ったことはありますか? 今これを読んで「わからない!」で終わっていませんか? すぐにネット検索しましたか?
ロシアがウクライナに侵攻し、ガザではイスラエルがパレスチナを攻撃しています。実際に何が起こっているかご存じでしょうか? これらの歴史的背景はどのくらいご存じでしょうか?
日本の日本語のメディアではなく、他の国のメディアの報道を確認したことはありますか? ロシアのウクライナ侵攻では、本当にロシアが一方的に悪者なのでしょうか? イスラエルのガザ攻撃に対して、イスラエル批判の報道が少ないとは思いませんか?
正解を求める必要はありません。ただ、興味を持って客観的に考えてみたことはありますか?
2022年11月にオープンAI社がChatGPTを公開して、一気に生成AI(Generative AI)ブームが来ました。生成AIとは何かを説明できますか? そもそも生成AIを使っていますか? 使ったこともなく「良いの悪いの」と話していたりしませんか?
私がこの文章を書いているときと、皆さんがこの文章を読んでいる今で、生成AIのできること、その能力はまったく異なっているでしょう。AIの進化はそのくらいのスピードです。毎日、好奇心を持って気にしていないと、あっという間に取り残される時代です。
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