魚住:「話し方」にまつわる質問を、会場のみなさんから受け付けたいと思います。どなたか質問はありますか? あっ、そちらのお嬢様、どうぞ。
「説得力のある話し方」2つのアドバイス
「仕事などで『説得力のある話し方』はどうすればできますか? コツなどありましたら教えていただきたいと思います」
魚住:「説得力のある話し方」をしたい、とのことですが、昇太師匠、いかがですか?
昇太:自分の経験で言うと、「説得力のある話し方」をするには、まず「自分がしゃべっていることを自分で『面白い』と思うこと」がすごく大事ですね。
魚住:本当に思っていることであれば、小手先ではなく情熱的にしゃべれるはずですよね。
昇太:ええ。弟子によく言っているのは「君はこの落語を、本気で面白いと思ってしゃべっているのか?」っていうことです。「覚えた話をしちゃだめだ」「本気で面白いと思って話せ」って言っているんですよ。
魚住:なるほど。私も「ウソは言っちゃだめだ」と言い続けているんです。ウソではなく「本当の気持ち」を話すことが、いちばん説得力があるので。
昇太:それは落語にかぎらず、ビジネスのプレゼンテーションでも同じでしょうね。自分が「本当にやりたいこと」、自分が「本当にすばらしいと思っていること」を話しているかどうか、それは聞いている人におのずと伝わるものなので。
魚住:本当にそう思います。あと、「説得力のある話し方」をするには、上手に「声を使い分ける」ことも有効です。アナウンサーがやっている秘訣をお教えますね。
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