「しずかちゃん」がいるチームは強い…価値観が違う人だらけの職場で立ち回りがうまい人が持っている特徴

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職場にいる4つの世代

このような時代による価値観の違いは、現代の職場においても「世代による考え方の違い」となって表れます。現在の職場には主に4つの世代が混在しています。

(画像:『結局、会社は思うように動かない。上手に働く人の社内コミュニケーション』より)

・バブル世代(1965-1969年生まれ)

豊かな経済成長期を経験したこの世代は組織や年功序列を重視します。

「24時間戦えますか」というCMのフレーズに象徴されるように、仕事中心の生き方を当たり前としてきました。

・X世代/就職氷河期世代(1970-1984年生まれ)

バブル崩壊後の厳しい就職環境を経験しています。そのため、「組織への依存」から「自己実現」や「キャリア形成」を重視する価値観へと変化していきました。

パソコンや携帯電話が普及し、働き方やコミュニケーションのスタイルが大きく変わり始めた世代です。

・Y世代/ミレニアル世代(1985-1996年生まれ)

iPhoneの登場やSNSの普及とともに育ちました。リーマンショックや東日本大震災といった大きな出来事を経験し、「会社のために生きる」というより「ワークライフバランス」や「自分らしく生きる」ことを重視する傾向にあります。

・Z世代(1997-2012年生まれ)

生まれたときからデジタル環境が整っている「デジタルネイティブ」です。コロナ禍やSDGsの広がりを経験し、多様性やサステナビリティへの意識が高いのが特徴です。

さらにこれからは、α世代(2013年以降生まれ)が社会人として登場してきます。この世代は、生成AIや機械の自動化が当たり前の環境で育っています。

今後、「若手はまず細かい作業を担当する」という考え方は通用しなくなるでしょう。仕事の進め方や役割分担も大きく変わる時代がやってくるはずです。

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