多様性時代の「5タイプ別」部下への対応術 ”年上の部下”や”外国人”をどう指導する? 外国人にはたった4つの言葉で「売上1.3倍」に

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働き方のタイプ別に、リーダーがかけるべき言葉・とるべき対応について解説します(写真:YAMATO/PIXTA)
働き方が多様化するにつれ、リーダーが指導しなければならない“部下の属性”も増えています。「年上の部下」「中途社員」「新入社員」「アルバイト・派遣社員」「外国人」の5タイプ別に、リーダーがかけるべき言葉、とるべき対応について解説します。
※本稿は『【新版】教える技術 行動科学を使ってできる人が育つ!』から一部抜粋・再構成したものです。

「年上の部下」は「ポジションの違い」に焦点を当てる

バブル経済の崩壊、リストラの拡大、ビジネスのグローバル化による競争の激化、AIの登場などを背景に、思わぬ早さで進んだ年功序列システムの崩壊。

その結果、かつての日本企業では決してあり得なかった「年上の部下」を持つ、という事態が、今では少しも珍しいものではなくなりました。

では、年長の人間が部下となったとき、上司はいったいどのように部下を指導すればよいのでしょうか?

もっとも大切なのは“上司と部下=上下関係ではない”という発想ではないか。私はそう考えています。

つまり両者の間にあるのは“チームをまとめ、指示を出す人”と“現場で働いて成果を上げる人”という、ポジションの違いでしかないということ。“それぞれの長所を生かした配置がされているのであって、立場は同等なんだ”という姿勢で取り組むことで、指示や指導をする際の“迷い”が払拭できることでしょう。

「〇〇さんは現場をお願いします。何か問題や課題が見つかったら、すぐにフィードバックしてください。調整や環境整備などは、私が責任持ってやりますから」

たとえ口には出さなくても、こういう気持ちを持って接すれば、同じプロ同士、それぞれの業務をスムーズに遂行できるはずです。

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