多様性時代の「5タイプ別」部下への対応術 ”年上の部下”や”外国人”をどう指導する? 外国人にはたった4つの言葉で「売上1.3倍」に

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やがてリーダーになる彼らのためにも徹底した指導をしてください。

「アルバイト」「派遣社員」には「やりがい」をプラス

人気のアパレルショップや熱烈なファンを持つテーマパークなど、確固たるブランド力を持つ企業は別にして、ごく一般的な会社にアルバイトとして応募してくる人のほとんどは、その会社の理念やビジョン、ミッションなどにひかれて、そこを選んだわけではありません。

おそらくは時給や勤務条件、自分に合った業務内容かどうかといったポイントをもとに、応募先をピックアップしているはずです。

そういう人たちに仕事を教えて確実に習得させ、その人が持つ最高のパフォーマンスを発揮してもらうにはどうしたらいいのでしょうか?

社員であれば、会社の理念やその人が仕事を通じて達成したい目標によって、行動の確立操作(行動を起こしやすくするはたらきかけ)を行うのが効果的ですが、アルバイトの場合は自分の仕事に対する「やりがい」を持てるようにするのがベストです。

そのための方法としてもっとも有効なのは、仕事の全体像とその人の位置づけをきちんと説明することで、本人に“自分の必要性”を強く感じ取ってもらうこと。

「あなたがやってくれた仕事は、〇〇さんにつながったあと、こういう部署へと受け渡され、最終的にはこんなふうに完成するんです」と、当人をとりまく人間との関係性と、業務全体の最終的なミッションをわかりやすく伝えてください。

一方、派遣社員の場合は、基本的には“その業務のプロ”がやってきているのですから、仕事のノウハウを事細かく教える必要はありません。

しかしその人に求めることが、それほど時間的制約も厳しくないルーティーンワークではなく、ある程度困難な目標をクリアしてもらわなければならないというタイプの仕事であるなら、コミュニケーションを十分にとらなければなりません。

相手の私生活に入り込むのではなく、あくまで「行動(仕事ぶり)」に着目した声かけをするとよいでしょう。

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