多様性時代の「5タイプ別」部下への対応術 ”年上の部下”や”外国人”をどう指導する? 外国人にはたった4つの言葉で「売上1.3倍」に
それからこれはちょっと書きにくいのですが、年長でありながら部下の立場になってしまったという人には、少し不器用なところがあるのかもしれません。あるいは、時間の使い方があまり上手ではない、という可能性もあります。
ですから、担当業務の量や範囲をあまり広げ過ぎないこともポイントです。
業務を絞る際には、本人が持っている強みや長所に着目し、それを最大限生かせるようなことを優先するとよいでしょう。
もちろん仕事でもオフでも、人生の先輩として敬意を払うことが大切なのは、言うまでもありません。
「中途社員」には「やらなくていいこと」を伝える
これまでのキャリアを買われ、「即戦力」として入社してきた人たち。
「すでに相当の経験を積んでいるのだから、“仕事を教える”ということにそれほど重きを置かなくてもいいのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、別の会社での経験があるからこそ、チェックしておかなければいけないことがあります。
それはどこまで知っているか? どこまでできるのか?という問題です。
以前の職場が今の会社と同じ業界に属しているとしても、あるいは担当していた業務や職種が変わらないのだとしても、“成果を上げるための行動(仕事のやり方)”がまったく同じ、ということはあり得ませんし、会社が違えば業務に関する用語の使い方が異なっていることも多いのです。
まずは、その部下の「すでに知っていること/知らないこと」「できること/できないこと」を割り出してください。そして知らないこと/できないことがあれば、確実に教えることです。これが1つめのポイントです。
このように、経験のある人に、基本的な知識や技術の有無を確認したり、教えたりすることには、多少なりともためらいを感じることでしょう。
しかし日頃の業務をこなしながら、「こんな基本的なこと、質問しにくいなぁ」「〇〇という用語の使い方が、この会社と前の職場では違うのかも……」など、密かに悩んでいる中途社員は実は意外と多いものです。
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