しかも荷主でもない。防衛庁全体の航空輸送を担当するが、当の空自には運ぶ荷物はほとんどない。平時は隊員の出張と故障した戦闘機の部品を運ぶくらいである。
空自からすれば輸送機はどうでもよい。それよりも大事な航空産業の意向を重視する。産業がC-1を作りたいなら、それにあわせて発注書を作り印鑑をつく立場である。
C-2輸送機の失敗と同じ構図
なぜ、C-1が失敗作となったか。その理由は以上のとおりである。そして、これは空自現用のC-2輸送機が失敗作となったことと同じだ。C-1の後継機も国産開発をしたい。そのために今度も西側の傑作機である大型輸送機C-17と、中型輸送機C-130Jの排除を試みた。そのために再び珍妙な性能設定をしたために失敗作となった。

実際にC-2は本命のC-17よりも低性能で高価な機体である。輸送能力は小さく、最大飛行距離も短く、価格は同じエンジンを4つもつけたC-17より高い。
最近、石破茂首相がC-17を推している理由である。C-2がふしだらな出来となったことは、今さらどうしようもない。だが、西側標準の輸送力を持たないことは問題だ。将来のアメリカ軍との共同活動にも影響する。
それからすれば、空自が本来持つべきだったC-17について、中古でも5機や6機は買ってもよい。そう考えた結果である。
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