【「目的」と「目指す姿」を忘れていませんか?】「見切り発車」で始めるから失敗する。問題解決で超重要な『イシュー思考』とは

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働き方改革の目的と目指す姿の一例として、「必要な人材が集まって定着し、人材と会社がともに成長する」ことを目的に、目指す姿を「生産性を3割上げて売上を1割増やし、2年後までに週休3日、残業時間半減、給与2割増となる」と設定すると、「目的」が明確になって、「目指す姿」と現状とのギャップが具体的にイメージできます。

そうすると、このアグレッシブな目指す姿をどのように実現するか? と考え始められるようになります。

これが、問題解決のスタートラインに立てている状態です。

具体的に期限つきで言語化する

目指す姿を言語化していく際には、具体的に目指す姿のイメージが湧くように、さらに、期限つきで言語化します。

期限まで明記するのは、期限が来月なのか、来年なのか、数年後なのかによって、目指す姿が実現できるのか否か、また、どう解いていくのかという解き方のアプローチが違ってくるからです。

目指す姿を言語化する際に陥りやすい罠は、「業務改善する」「顧客満足度を上げる」といった漠然としたお題を書いて満足してしまうことです。

これでは、具体的に目指す姿のイメージが湧いてきません。

もっと具体的な表現とすべきです。

そのために便利な一つの型があります。

「◯◯◯までに△△△になる/する」という型です。

「◯◯◯までに」は具体的な期限を表し、「△△△になる/する」は目指す状態を表します。

実は、「△△△になる/する」を具体的な目指す姿として言語化できると、漠然としたお題からは見えにくかった「そもそもの目的」を明らかにしやすくなります。

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