【「目的」と「目指す姿」を忘れていませんか?】「見切り発車」で始めるから失敗する。問題解決で超重要な『イシュー思考』とは

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これでは、無駄な検討に多くの労力がかかるだけで、いくら頑張ってもゴールには至りません。なぜなら、そもそものゴールが定まっていないからです。

このように無駄に労力や時間を割き続けてしまうと、労力や時間の限界が来た時に、なんとなく今いる地点(問題解決作業の現在地点)の辺りに後づけでゴールを書いて(現在地点で達成されそうな姿を目指す姿に読み替えて)ゴールしたことにしてしまったりします。

これでは、本末転倒で、本来の目的は達成されません。

「エネルギー安全保障問題」の「目指す姿」とは?

ではここで、私たちの身の回りでよく「問題だ!」と問題提起されている「エネルギー安全保障問題」について、「目的」と、目的を達成する「目指す姿」を考えてみましょう。

日本は、エネルギーの大半を海外からの輸入に依存しています。

今後、地政学的、世界経済的な理由から、必要なエネルギー量を、経済的に許容できる価格で輸入し続けられなくなるリスクは無視できません。

したがって、「エネルギー安全保障問題」は、「世界情勢の動向によって、必要なエネルギー量を確保できなくなるリスクを回避する」ことが目的で、この目的を達成する本質的な方法は、エネルギー自給率を上げることです。

最近の再生エネルギー技術の進展による太陽光、風力、地熱、マイクロ水力などの発電技術は、日本で自給できるエネルギー源として、エネルギー自給率の向上に大きく寄与できます。

それでは、世界情勢における最悪のシナリオにおいて、海外からのエネルギー輸入量が激減した場合、あるいは、エネルギー価格が高騰した場合でも、エネルギー自給率を何%まで上げておけば、日本の社会・産業活動に不具合が生じないエネルギー量を確保できるのでしょうか。

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