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【「目的」と「目指す姿」を忘れていませんか?】「見切り発車」で始めるから失敗する。問題解決で超重要な『イシュー思考』とは

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  • 和氣 忠 キャリアデベロップメント・アンド・クリエイション代表
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例えば、「バスが主要な移動手段である中心街の交通渋滞は問題である」という問題意識は、「バスが定時運行される」ことが満たされるべき目的で、実際には、大幅に遅れて定時運行されていない状態が、目的が満たされた状態と現状が違っている、ということです。

したがって、まず、「目的」を言語化して明確にすることが、イシュー思考を始めるスタートラインです。そして、「目的」が満たされた状態が「目指す姿」です。

「目指す姿」(状態A)に対して、現状(状態B)がそうなっていない、そのギャップが問題で、問題解決とは、いかにしてこのギャップを埋めて目指す姿(状態A)を実現するか、です。

目的が曖昧なままスタートしない

問題を解決するためには、まず「目的」を明確にして、「目指す姿」(状態A)を具体的にイメージできるように定める、すなわち、この2つを言語化することがスタートラインです。

この言語化ができると、問題解決思考・実践活動の完了条件(=目的が達成された状態A)が明確に定められます。

このように、文章にするとごく当たり前に感じられますが、実際には多くの場面で、そもそもの「目的」や「目指す姿」(状態A)が曖昧なまま問題解決作業をスタートしてしまっていることが少なくありません。

イシュー思考では、まず、「目指す姿」(状態A)を具体的にイメージして言語化しますが、その際に、達成される状態の度合い・程度を定性・定量的に具体的に言語化して初めて、「現状」(状態B)とのギャップ、すなわち、解決すべき問題となっている差分(状態A-状態B)が明確になります。

そして、この差分が埋められた時、問題解決が完了して目的達成に至ります。

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