
自分たちが亡くなったあと、できるだけ子どもたちに仲良くしてほしいなら、準備が必要です(写真:metamorworks/PIXTA)
結婚しても子どもをもたない夫婦、いわゆる「おふたりさま」が増えている。
共働きが多く経済的に豊か、仲よし夫婦が多いなどのメリットはあるものの、一方で「老後に頼れる子どもがいない」という不安や心配がある。
そんな「おふたりさまの老後」の盲点を明らかにし、不安や心配ごとをクリアしようと上梓されたのが『「おふたりさまの老後」は準備が10割』だ。同書は7刷3万部を突破するベストセラーになっている。
著者は「相続と供養に精通する終活の専門家」として多くの人の終活サポートを経験してきた松尾拓也氏。北海道で墓石店を営むかたわら、行政書士、ファイナンシャル・プランナー、家族信託専門士、相続診断士など、さまざまな資格をもつ。
その松尾氏が、親の死後にきょうだい仲が悪くなる理由を解説します。
GWには「実家に帰省する人」も多いが……
いよいよ始まるGWには「実家に帰省する」という人も多いのではないでしょうか。
子ども(親にとっては孫)を連れて実家に集い、みんなで楽しいひとときを過ごす。
日ごろは会えない兄弟姉妹同士が近況を報告し合い、幼い子どもたちは従兄弟・従姉妹同士で遊ぶ……。
これは日本の家族の幸せの象徴ともいえる姿でしょう。
しかし、そこにあるのは、あくまでも「親を中心とした親族の集まり」です。
集まる場所も、当然「親の家(実家)」でしょう。
では、親が亡くなったら、その集まりはどうなるのでしょうか?
親の元に集まっていたきょうだいたちの仲は、どうなるのでしょうか?
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