親の死後に起こる揉めごとといえば、モノや家の処分についてです。
住居は賃貸なら退去するほかありませんが、持ち家なら誰かが引き継ぐか、売却など整理しなければなりません。
「思い出が詰まった家だから、そのまま残したい」
「管理が大変だから、売却したい」
「誰かに引き継いでほしいが、資産価値もないし自分はいらない」
「遺品はしばらく捨てたくない」
「できるだけ早く整理してしまいたい」
このように、意見の食い違いが起こります。
意品整理や介護問題、過去の恨みごとも噴出
ほかにも「遺品整理は誰がやるのか」「遺品整理の費用はどうするのか」「墓の承継は誰がするのか」といった問題が発生します。
また、親が存命であっても、年老いて介護問題などが発生すると「近くに住んでいる私ばかり面倒をみている」「俺はずっと仕送りしてきた」など、それぞれの言い分が出てきます。
さらに「お兄ちゃんは私の2倍以上も学費をかけてもらった」「妹は家を建てるときに資金援助をしてもらった」「弟が一番かわいがられていた」というような、過去の恨みつらみが噴出することも……。
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