子育て社員が喜ぶ「福利厚生代行業」の狙い

企業には「女性が活躍できるイメージ」を提供

サイバーエージェントの子会社STRIDE社長の石田裕子氏

ファッション関連の記事作成、ママ向けアプリのモニター、キッチン用品に関するレビュー、エステサロンのモニター……。世の中には女性にこそ依頼したい仕事、女性だからこそクオリティの高いアウトプットが期待できる仕事がたくさんある。そんな仕事を集めたクラウドソーシングサービスが「Woman&Crowd(ウーマン&クラウド)」だ。

サイバーエージェントが運営する「Ameba(アメーバ)」の女性会員向けサービスとして立ち上がり、2014年9月に子会社STRIDEを設立して本格的に事業を開始。以来、仕事を受注する「ワーカー」として登録している女性は、増加の一途をたどっており、現在は約20万人にも及ぶ。

「思っていたより”お仕事”でした」とは、ウーマン&クラウドに登録して、初めて仕事を受注した、ある女性が漏らした感想だ。アンケートや商品モニターなどで、謝礼を得られるようなサービスは以前からあった。最初はそんな感覚だったのかもしれない。

受け取るのは、謝礼ではなく報酬

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だが、クラウドソーシングで受注するのはあくまでも「仕事」。発注者とのやり取りで作業を進め、一定レベル以上のアウトプットがなければ承認されない。仕事によっては、応募ワーカーの中から採用されて初めて受注できるものもある。仕事の受注には少なからず責任を伴うし、納品後に受け取るのは謝礼ではなく報酬だ。

STRIDEの石田裕子社長は言う。「正社員や契約社員、フリーランスなどと同じように、クラウドソーシングも働き方の選択肢のひとつであると提示していきたい。特にライフステージの変化が働き方に大きく影響する女性にとって、バリバリ働きたいケースにも、無理のない範囲でやってみたいというケースにも、多様なニーズに応えられる形だと思っている」。

次ページ事業拡大の一方、石田社長が抱くジレンマとは?
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