期間限定・週4日勤務でも専門スキルは生きる ワークスタイル変革が始まっている!<2>

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フルタイム勤務が難しくても、専門的なスキルを持っていれば働き方の選択肢が広がる(写真:xiangtao / PIXTA)

第1回 出社は週3日だけ!「兼業正社員」の働き方

社員が産休・育休を取得した際の人員のやりくりをどうするか――。

この課題に頭を悩ませている企業の人事担当者は少なくないだろう。スイスに本社を置くABBの日本法人ABBジャパンは、ハイスキルな人材をスポット的に活用することで、この事態に対応した。

ABBは電力系とオートメーション系のビジネスの領域を中心とするエンジニアリングカンパニーだ。特に産業用ロボットは世界でトップに近いシェアを誇る。100年近い歴史を持つABBジャパンでは、現在約650人の社員が働いている。

社員の自発的退職率は約3%と低く、エンジニアリング会社のため、プロジェクトによっては3年、5年と比較的長期間にわたることが多く、「人が資産」(人事担当の盛山光氏)との考え方が浸透している。

そんな同社の人事部門で1人の女性社員が産休・育休に入ることになったのは今年5月のことだ。人事部門は、約10人で構成されている。産休・育休を取得する女性社員は、5月から産休に入り、来年の4月まで休職することになった。彼女が担当していたのは、C&B(報酬と福利厚生)、人事制度の企画・運営と、人事情報システムの保守・運営だ。

派遣社員では代替できなかった

ここで来年4月までの育児休業の間、業務をどうバックアップしていくかかが問題になった。産休の代替の場合、通常、同社は派遣社員を採用するが、今回はある程度のスキルと経験が求められる業務であるため、派遣会社の登録者の中から探してはみたものの、要件を満たす人材を見つけられなかった。

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