銀座に爆誕「余白だらけのビル」一体何が凄いのか 近年の再開発のあり方にデカい一石を投じている
ソニーパークのチャレンジはどうなっていくのだろうか
こうした<迂回する経済>モデルが可能なのは、銀座や原宿、渋谷といった超一等地だからこそ可能だ、という声もあるだろう(実際、たまたまなのか、それらはすべて交差点の角地に建っている)。
広告収入にしても、展示使用料にしても、ある程度そこに人が来ることが必要だからである。
その意味では、結局は都会中心的な悠長な議論なのかもしれない。けれど、先ほども書いたようにこれからの日本は人口減少社会であり、それは東京も遅かれ早かれ人口が減っていくだろう。
そんな中、どんどんとタワーマンションを建てたり、大きな商業施設を作って短期的な利益を追求していくのに無理が生じることは明白な事実である。
都心の限られた条件下での試みとはいえ、こうした状況の中で、より良く経済発展と持続可能性を両立させようとする試みとして、銀座ソニーパークの挑戦はとても面白いと思うのだ。
ソニーパークがどのように街の人々に使われていくのかは、まだわからない。ソニーが目指したような方向でこの公園は成長し、人々に愛される場所になっていくのか。今後の展開にも注目していきたい。
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