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銀座に爆誕「余白だらけのビル」一体何が凄いのか 近年の再開発のあり方にデカい一石を投じている

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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さらにそこから上へ。3階に到達。すると、そこは美術館のギャラリーのような空間が広がっている。

そこでは現在、アーティスト「YOASOBI」とコラボした展示が展開されている。現在、同施設内ではオープニングイベントとして「Sony Park展 2025」 が開かれていて、この展示はその一環だ。

4階ではバンド「羊文学」、地下1階ではアーティスト「Vaundy」とのコラボが行われている。これらは予約制だが、基本的に無料で入ることができ、「街のギャラリー」とでもいえる場所である。

入り口には展示を知らせるオブジェが(筆者撮影)

銀座の空を見渡せる屋上空間

いくつかの展示を横目に階段を上がり、屋上に到達。屋上といっても5階で、他のビルに比べると高さは抑えられている。銀座には建物の高さを56mまでにする“銀座ルール”があるが、この建物はその半分ほどの高さ。銀座の立ち並ぶビルの中でもひときわ目立つのだ。

1階と同様、屋上はベンチが置いてあり、観光客などが休んでいる。さらに印象深いのは、ここからの光景。銀座の風景が見渡せるようになっていて、これまでに見たことのない視野から銀座を楽しめる。

屋上の様子。銀座を上から眺めるというのは、かなり楽しい体験だ(筆者撮影)

銀座は展望台といえるようなものがあまりない街で、「上から」眺める街ではなかった。どちらかといえば歩行者天国のように地上から「見上げる」街だったわけだ(手が届かないブランド品を見上げる感覚と同じだ)。

だからだろう、屋上から見下ろす銀座の風景は新しく、こんな東京の風景もあるんだな、と思う。

不二家の看板をこの位置から見るなんて(筆者撮影)

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