銀座に爆誕「余白だらけのビル」一体何が凄いのか 近年の再開発のあり方にデカい一石を投じている
一般的な建物は正面に扉があってそこから中に入っていく。内と外が分けられているものが多いのだが、ここは違う。1階フロアは道路と地続きになっていて、まるで銀座の街の延長のよう。あるいはソニーパーク自体が銀座の街に染み出しているかのようでもある。
そこにはいくつかのベンチが置かれ、開業から間もないのにすでに何人かの人々が座っていた。まさに「公園」の片鱗が現れているといえるかもしれない。

外の空間からシームレスに内部空間へ(筆者撮影)
2階に上がっても、余白が広がっていた
横には階段。そこを登ると2階へ。驚いたのは、2階もある意味で屋外空間のようになっていて、テナントがまったく入っていないこと。
銀座の一等地にあるのなら、そろそろブランドショップや、そうでなくても何らかのお店を入れたほうがいいんじゃないか。ちょっとこちらが心配になってくる。
しかし、テナントがないことで階段からも2階フロアからも銀座の街を見下ろすことができ、「公園感」が倍増する。

銀座の外の風景を見つつ、屋内を移動(筆者撮影)

2階部分。広場のような空間が広がる(筆者撮影)

上から吹き抜けを見下ろす。館内全体が屋外空間とつながっているようだ(筆者撮影)
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