銀座に爆誕「余白だらけのビル」一体何が凄いのか 近年の再開発のあり方にデカい一石を投じている
1月26日、銀座に誕生したGinza Sony Park(以後、ソニーパーク)。
数寄屋橋交差点の角地にあるこの施設は「銀座の庭」がスローガンで、もともと1966年、同地に建てられたソニービルを源流としている。約60年経ってのリニューアルとなったわけだ。
すでにいくつかのメディアが施設の詳細を報道しているが、筆者が注目したのはソニーパークと近年の再開発との違いである。
壮大に聞こえるかもしれないが、ソニーパークの施設としてのあり方は、現在の再開発のあり方に一石を投じるものだと思う。どういうことか。同地を訪れながら、解説したい。
街と一体化するソニーパーク
地下鉄銀座駅から歩いて数分。突如として少しだけ背の低い建物が目に入る。
それは交差点に面するように立地していて、外観はどこかこの世の建物ではないような、近未来的なデザインだ。
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