御上先生問う「ディベート」日本で根付かない背景 日本人は議論が苦手?なかなか浸透しない理由
日本はなぜディベートが根付かない?
『アメリカだと、授業でもなんでも意見を言わされることが多いんだよ。高校生はディベートの授業もあるし』
『でも、言いたいことは胸にしまっておかないと、空気が読めないヤツって嫌われる。この国は本音と建前の国なんだって思い知らされて、すごく怖くなった』
2月2日に放送された、日曜劇場『御上先生』第3話では、影山優佳演じる倉吉由芽という帰国子女の生徒が、日本の教育とアメリカの教育の違いを指摘して、このように話すシーンがありました。
確かにこのセリフのとおり、日本の中学や高校では、意見を求められる授業が少なく、ディベートを行う授業も頻繁にはありません。
社会に出てからはきちんと意見を述べることを求められる場合が多く、もっと積極的にディベートやディスカッションの授業を取り入れるべきだ、というのは何十年も前から言われていることですが、学校現場にはなかなか浸透していないのが現状です。
今回は、『御上先生』の教育監修で、元岡山大学准教授の中山芳一先生に、なぜ日本ではディベートの授業がなかなか浸透していないのかについて、話を伺いました。
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