その時々のトレンドなどを考慮して、季節ごとに5つほどの新フレーバーの案を用意。製造するパートナー企業とやり取りしながらブラッシュアップし、1シーズンに1~2種類を既存商品と入れ替えています。
長い歴史の中で特に人気なのが「バター」。例えば、3代目として比較的初期の1997年に登場した「じゃがバタポテト」は、一時的に販売休止を挟みながら、継続して販売しています。また、2010年に登場した「焦がしバター醤油ポテト」は、発売からずっとラインナップに残るほどの人気を博しています。
ついシャカシャカしたくなるフレーバーポテトですが、実は店員さんがすでにしっかりと振っているので、実はそのまま食べてもしっかり味が付いているのだとか。また、“裏メニュー”として、パウダーを多めにしてもらいたい場合に店員さんへ伝えると、2倍まで無料で増量できるそうです。
惜しまれつつ終了したディップソースバーが、姿を変えて大復活
コロナ禍でなくなってしまったディップソースバーに代わり、2023年にはディップポテトも発売しました。

「ディップソースバーを廃止してからは、お客さまから復活を望む声をたくさんいただきました。社内でも何とかできないかと早期から検討を進め、発売したのがディップポテトです」(菊池さん)
ディップポテトの開発では、過去のディップソースバーにあった味を再現するか、新たな商品としてこれまでにない味にするか、議論があったといいます。
最終的には、過去にあったソースの味に比較的近い味わいとなった「BBQ(バーベキュー)」「ハニーマスタード」、新たな味を模索した「ガーリックマヨ」「スイートチリ」の4種類に決定しました。
当初の人気は、ガーリックマヨが1位。ディップソースバー時代にも「他のソースと比較して、1.5~2倍は人気があった」(菊池さん)そうですが、新たな味となったディップポテトでも盤石の人気を誇っています。
その後は一時的に6種類までディップソースが増えるなどしながら人気の順位も入れ替わり、現在の1位はBBQだそうです。
ちなみにディップポテトの発売と同時期に、ポテトそのもののリニューアルも行っています。コロナ禍以前はイートイン比率が8割ほどでしたが、2021年は5割程度に減少。反対にテイクアウトやデリバリーの需要が高まったことから、時間が経過してもサクサク感を維持できるようにリニューアルしました。
ウェンディーズのノウハウを基に、芋の切り方を見直し、米粉を用いてポテトをコーティングする製法へ刷新しています。
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