ふつうのお粥のレシピは米1合、あるいは半合を基準にしているものが多いですが、今回は2人前なのでおよそ1/4合の米を使います。4人前であれば半合、もっとたくさんつくりたい場合は1合という具合に米の量を増やしてください。
お粥は作ってから時間が経つと米粒が水分を吸い、重たく固まってしまうという現象が起きがちです。しかし、湯から加熱すると米粒があまり水を吸わないので、作ってから時間を置いても状態があまり変わらないという利点もあります。
米のアルデンテくらいの食感が最も美味
米はざるに入れてさっと洗い、たっぷりの水に15分程度浸けておきます。ある程度、浸水させておくことで加熱時間を短縮できます。
鍋で水を沸かし、ザルで水気を切った米を加えます。湯に米を入れることで外側のデンプンが糊化するので、それが壁となって内側からの流出が減り、結果としてお粥がさらっとした仕上がりになります。
米を入れたことで湯の温度が下がったので、火加減を調整しつつ鍋底からかき混ぜます。強火で沸騰させ続けると、吹きこぼれるので火を弱火に落とします。
弱火〜中火のあいだくらい、静かにコトコト煮立つくらいの火加減で15分炊きます。米のデンプンが完全に糊化するのにかかる時間は98℃で20分です。お粥は完全に火が通った状態を目指すのでここでは15分加熱していきます。
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