新しい年を迎え、「今年こそ子どもに優しく接したい」「もっと効果的な声かけをしたい」と考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
特に、活発な子どもや繊細な子どもには、その子に合った声かけをすることが大切です。しかし、日々の忙しさの中で、つい「走らない!」「静かにして!」「落ち着いて!」と感情的に声を荒らげてしまうこともあります。
筆者自身も子どもの頃、体育の先生に「力を抜いて!」と言われて、ますます力が入った記憶があります。どうすれば力が抜けるのかの具体的なアドバイスがなく、一生懸命「力を抜くために力を入れる」という奇妙な行動を取っていたことを思い出します。
よくある声かけが逆効果になる理由
石橋さんの相談では、スーパーや公園などで走り回る子どもに「走らない!」と何度も注意しているという話がありました。しかし、「走らない」と言えば言うほど、子どもはまた走り出してしまいます。これはなぜなのでしょうか?
ここで理解したいのが、「努力逆転の法則」です。この心理現象は、ある行動を抑えようとすればするほど、その行動が強まることを指します。
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