和田秀樹「悪意の口撃に乱されない感情の整え方」 感情コントロールには基本的な技術がある

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感情的にならない本
感情が高ぶったときにどのように冷静さを取り戻し、前向きに行動するかについて、実践的な方法を紹介します(写真:fizkes/PIXTA)
感情のコントロールには基本的な技術があります。日々の生活や仕事で、感情に振り回されることは誰にでもありますが、その感情をどう扱うかが大切です。本稿では、感情が高ぶったときにどのように冷静さを取り戻し、前向きに行動するかについて、実践的な方法を紹介します。感情をコントロールすることで、より良い人生を築くためのヒントが得られるでしょう。
※本記事は和田秀樹著『感情的にならない本』の内容を一部抜粋したものです。

感情コントロールには基本的な技術がある 

わたしが嫌う考え方に、「決めつけ」があります。たとえばこちらがYouTubeで発言したことを、「なにもわかってない」「頭が悪い」「偏見だ」といった調子で、ボロクソにけなします。

そういう人たちに共通するのは、まず礼儀の欠如です。メールでもネット上のコメントでも、乱暴な文章だし誤字も多いし、悪意に満ちています。

わたしは自分の意見が批判されることじたいはなんとも思いませんが、根拠も論理性もなく、しかも無礼な物言いで決めつけられるとやっぱり頭にきます。ムシャクシャして、仕事が手につかないときだってあるのです。

そもそもわたしの意見はあくまで一つの見方です。

それが絶対に正しいとはわたし自身、思っていません。「いろいろな見方があるだろうけど、わたしはこう思う」ということを主張しているだけです。

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